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応募書類の書き方:履歴書の基本について【Part 3】

 

日本での仕事探しの時に使われるJIS規格履歴書には、志望動機、自己PR、趣味や特技などについて説明できる欄が設けられています。この欄は履歴書の中で非常に重要で、書き方に気を付けていないと書類選考の段階で落ちる可能性が高くなってしまいます。そのため、志望動機や自己PRなどの欄が応募者にとって履歴書の中で最も悩ましい部分だといえます。今回の記事では、志望動機の書き方について説明していきたいと思います。

 

まず、なぜこの欄が設けられているのかについてですが、下記のポイントがあげられます。

 

  • 誰かが仕事に応募する時に、会社側が最も気になるのは応募の理由だからです。
  • その人はどのような強みを持っているのか、会社でどのようなスキルや経験が活かせるのかも知りたいからです。
  • 趣味や特技に関しては、ほとんどの場合は書かなくてもいいですが、職場で必要になりそうな・活かせそうな趣味・特技などがあると、プラスになるからです。

 

なお、JIS規格履歴書の場合はこの項目は同じ欄に入っているということで、すべてを書かないといけないと思ってしまう方が少なくないと思いますが、実はその欄にすべての項目を説明する必要はありません。欄のスペースが限られているので、志望動機と自己PRと趣味と特技のすべてを書くのはなかなか大変です。ですので、自分が最も上手に書ける項目にすれば大丈夫です。もし、一番はっきりしているのは志望動機なら、志望動機だけ書けばいいですし、自己PRはばっちり書ける状態なら自己PRだけ書けばいいということです。

 

ただし、JIS規格履歴書ではない他の履歴書のフォーマットでは、趣味や特技をちゃんと書けるようにそれぞれの独立した欄があったりしますので、もしそのフォーマットを使うことにした場合、空欄がないように、すべての欄をちゃんと記入しましょう。

 

いずれにしても、志望動機や自己PRの両方は難易度が高い項目ですので、上手く書けなかったり、そもそも書き方がよくわからなかったりする方が多くいらっしゃると思います。ですので、応募者のストレスが少しでも減るように、この項目について解説していきたいと思います。

 

志望動機の書き方

 

前述した通り、志望動機、自己PR、趣味や特技などの欄のスペースが限られている一方で、これらの項目は応募している会社に自分自身をアピールするための非常に重要な欄になっておりますので、書き方に十分に気を付けることが必須です。

 

志望動機は、なぜその会社に応募しようと思ったのかを説明するための項目です。具体的にその会社のどこが魅力的だと思ったのかを簡潔に書くだけだと思うかもしれませんが、実は志望動機の書き方がかなり難しくて、応募者を悩ませる項目でもあります。なぜその会社に入りたいのかを説明すればいいだけのことではなく、書く内容をちゃんと把握していないと、以下のパターンに陥る可能性が高くなってしまいます。

 

  • どの会社にでも当てはまりそうなことしか書いていないパターン
  • 自己中心的なことしか書いていないパターン

 

パターン①:応募の理由を書こうとする時に、はっきり説明していると思っていても、意外と理由が曖昧だったりするのが実はよくあることです。志望動機の書き方が曖昧なら、よく読んでみるとどの会社にでも当てはまりそうなことしか書いていないことに気づかれ、会社側は「それなら弊社じゃなくてもいいのでは?」と思ってしまうわけです。

 

例えば、ゲーム会社に応募したとして、志望動機の欄に「ゲームは人を日常生活のストレスから解放させたり、楽しませたり、感動させたりするものだと思うので、私もその仕事に携わりたく、応募させていただきました」と書いたとします。

 

確かに、ゲームが好きな人からすれば、これはもちろんのことで、なぜ人がゲームと関係がある仕事をしたくなるのかを良くわかりますが、同時にその理由はどのゲーム会社にでも当てはまるものです。そのゲーム会社の作品は他のゲーム会社とどこが違うのか、なぜそのゲーム会社じゃないとダメなのかなど、一切書いてありません。

 

曖昧な志望動機だと、ゲームと関係があるような仕事ならなんでも良くて、特にその会社に行かなくても良いと思われてしまう可能性が高くなるだけでなく、それで書類選考を通過しない可能性もあります。

 

パターン②:自分が非常に興味や熱意のある業界で仕事を探すとき、感情的になってしまうのが良くあることですし、ある程度仕方がないことです。特に、昔からの趣味などと関係がある仕事なら、自分がそれに対してどれだけ熱意を持っているのか、どれだけその仕事と関わりたいのかを一生懸命に伝えたい気持ちになるのもよくあることです。しかし、こういった場合は気を付けないといけないのは、志望動機が自分自身の話にしかなっていないかということです。

 

例えば、子供の時からの趣味と関わるような仕事に応募した場合は、志望動機に子供の時からそれを趣味としており、ずっと大事にしてきたという話が志望動機として出てくるのは実は珍しくないです。そして、その流れで、子供の頃にその趣味を始めたきかっけから、中学校時代と高校時代その趣味と関係がある部活をしていたこと、大学時代で部活かサークルでその趣味を続けたことまで、ライフストーリーのような志望動機になっていきます。

 

自分自身だけの話になっていると、パターン①と同じように、具体的になぜ《その会社》を選んだのかも伝わらないどころか、それすら書いていないこともしばしばあります。そして、パターン①と同じように、それだけの熱意を持っていればその会社じゃなくても良くてどこの会社でも行けそうのでは?と思われてしまい、書類選考に通過しない可能性も高くなってしまいます。

 

パターン①とパターン②の志望動機になっていても、書類選考を通過する場合もありますが、志望動機は面接で必ず聞かれるもので、そのまま答えてしまうと一次面接は通過しないことはほぼ確実です。

 

それでは、どうすれば良い志望動機が書けるのかという質問が出てきますが、パターン①とパターン②の共通点から見ると答えがわかります。なぜパターン①とパターン②がダメなのかというと、《その会社》に応募した具体的な理由は書いていないからです。良い志望動機を書くためには、《その会社》のどこが魅力的なのか、他の会社とどう違うのか、なぜその会社じゃないとダメなのかを明記する必要があります。

 

志望動機を書く前に、ご興味を持った会社のホームページをチェックして、ホームページに書いてある情報をよく読みましょう。事業内容、会社理念やミッションなどを良く読んでから、その会社のどこがユニークなのか、何に力を入れているのか、同じ業界の中で他の会社とどこが違うのかを考え、それに基づいて志望動機を書きましょう。

 

また、志望動機だけでなく、応募書類に文章を書く時の基本ですが、結論から始めて、その後詳細を説明していくことがポイントです。例えば:

 

×学生時代に私は△△を勉強していたことから、○○の知識を身に付ける機会もありました。そのため、○○に興味を持っており、貴社では○○に取り組んでいるのを知ったため、ぜひ○○に関わる仕事に携わりたいと思い、応募させていただきました。

 

◎私は○○に関わる仕事に携わりたいと思っているため、貴社を希望しています。学生時代に私は△△を勉強していたことから、○○の知識を身に付ける機会もありました。そのため...

 

このように、その会社の魅力を簡潔にまとめることができれば、志望動機はもっと書きやすくなります。さらに、その会社に入社したら何をしたいのかなど、将来のビジョンも少しでも書いた方が印象はもっと良くなります。

 

例えば、入社後どのようなスキルや経験を活かしてどのように会社に貢献したいと考えているのかなどを書くと、その会社に対する興味や熱意はもっと伝わるし、これから何をしたいのかがはっきりわかっている人だという印象も与えます。

 

志望動機は応募している会社に対して自分自身をアピールするための非常に大事な文章なので、時間をかけて書いてみましょう。