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応募書類の書き方:履歴書の基本について【Part 1】

応募書類の書き方:履歴書の基本について【Part 1】

日本で就職したいと決意したときに、まず仕事探しに必要な書類の準備からスタートしないといけません。そして、他の国と同様に、日本で仕事に応募する時に自分の経歴を明確にする履歴書の提出が必要です。ただし、日本で使われる履歴書は特別のフォーマットに沿って作成する必要があるため、履歴書を書くときに注意しないといけないポイントは様々です。本シリーズでは基礎から説明していきたいと思います!

 

  • 履歴書のフォーマット

海外では、履歴書のフォーマットは自由であることが多く、基本的に自分の経歴がちゃんと書いていれば、履歴書のデザインは個人によって異なっても大丈夫というようなケースが多いですが、前述した通り、日本で仕事を探すときに、履歴書は特定のフォーマットに沿って作成する必要があります。

 

履歴書はどのフォーマットに沿って作成すればいいのかが会社によって指摘される場合もありますが、基本的に使われるフォーマットはJIS規格履歴書と呼ばれます。

 

JIS規格履歴書には、個人情報(名前、生年月日、住所、電話番号、メール、顔写真)、学歴、職歴、資格、志望動機、そして個人希望記入欄があり、仕事探しに最も必要な情報だけが書けるようにデザインされています。

 

応募している会社から他のフォーマットの指定がない限り、JIS規格履歴書を使うようにしましょう。

 

JIS規格履歴書は初めて日本語での履歴書を書く人にとって少しわかりにくいかもしれません。基本情報の欄でも間違えてしまう人もいますので、基礎の基礎から説明していきます!

 

  • 履歴書に張り付ける顔写真

海外では、履歴書に顔写真を張り付ける必要がない国が多いですが、日本の場合は必ず履歴書に顔写真を張り付けないといけません。

 

履歴書には写真を張るためのスペースがありますが、写真がこのスペースにちゃんとフィットするように写真のサイズが 4 cm x 3 cmとなっております。写真を撮りに行く時、このサイズを選びましょう。

 

また、履歴書は仕事に応募するための書類ですので、パスポートや車の免許で使われるような証明写真が必要になりますので、私服よりもスーツのようなフォーマルな服装を着た方が望ましいです。言うまでもないですが、自撮りはなるべく避けてください。

 

さらに、履歴書のデジタルバージョンをメールで送信するのではなく、印刷された物理的な履歴書を送付する場合は、張り付けた写真は剝がれてしまう可能性はありますので、剥がれてしまった場合でも誰の履歴書の写真なのかがわかるように、写真の裏側で必ず自分の名前を書きましょう。

 

  • 基本情報の注意点について

 

JIS規格履歴書には注意しないといけないポイントは様々ですので、どの欄においても気を付けないといけない部分はありますが、規定のない欄もあったりします。以下、基本情報を書くときに気になる細かいところについて簡単に解説します!

 

・名前:表記は自由!

名前の表記に関しては規定が特にないので、ローマ字でも、カタカナでも、どちらでも大丈夫です。ただし、漢字やローマ字で書く場合は、上にフリガナも書きましょう。

 

・生年月日:元号と西暦を混ぜないように!

生年月日は元号で書くか、西暦で書くかについても規定がないため、どちらでもOKです。ただし、元号と西暦を混ぜないように注意してください。例えば、生年月日を元号で書くと決めたら、履歴書の全体を通して元号だけを使わないといけません。

 

・メール:必ず記入し、こまめにチェック!

メールの欄がない履歴書もありますが、必ずメール欄のある履歴書にし、自分のメールアドレスを明確にしてください。

また、自分がいつも使っており、連絡が取りやすいメールにするといいです。

頻繁に確認しているメールではないと、応募した企業からのお知らせなどに気づくのが遅れたり、見落としたりすることもありますので、就職・転職活動をしているときにメールを高い頻度で確認するようにしましょう。

 

・住所と現在所:住所のフリガナと現在所欄の記入を忘れずに!

自分の住所は建物名などを省略せずに、すべて書いてください。現在所は住所と同じであることがほとんどですが、ちゃんと確認したうえで「同上」と書きましょう。2回住所を書く必要がありませんが、「同上」で十分ですので、空白にしないでください。

また、住所の上にあるフリガナの欄を記入するのを忘れないでください。住所のフリガナを書くことで、企業から書類などを送られる時に漢字の読み間違いなどで配達のミスも防げるため、必ずフリガナの欄の記入をしましょう。

 

※住所と現在所が一致しているかどうかを知るために、自分の住民票を確認してみましょう。もし住民票に書いてある住所は今の住所と異なった場合は、引っ越した後の手続きはまだ完了していないということになりますので、早めに手続きをしましょう。

 

Part 2では学歴、職歴、そして資格の欄についての注意点を説明していきますので、ぜひお読みください!